香山リカ講演会 幸せ量一定の法則

精神科医香山リカさんの講演会が近くであったので聞きに行った。

彼女が勤務している病院には女性外来というのがあり、そこに訪れる女性たちの症例を話してくれた。
共働き夫婦
専業主婦
シングル女性

どの症例にも共通しているのは、他人から見れば幸せな境遇でも本人は満たされていないということ。
これらの症例に対して述べていたことは。
完全な形の幸せがあるのではというのは幻想である。
一つ手に入れたら一つ何かを失う。何でも手に入れるから取捨選択へ考えを転換する。

香山さんは、「幸せ量一定でその中の割合が変わるのではないか」という意見をお持ちだった。

このように、人生の生き方を悩んで精神科に来るという、新しいタイプが増えている

次に夫・恋人など男性の問題。
女性の不満・不安に対して聞く耳を持たない。
女性は、「愛されたい」し「存在を肯定されたい」のである。
その欲求を満たすには、男性が「聞く耳」を持ち、女性を「決め付けない」ことが必要。

昔から言われている、「コミュニケーション不足」が最大の問題である。

最後の質疑応答で
「幸せ量一定でその中の割合が変わる」
に対して、上を目指すから向上していくのではないかという質問がされた。
これに対して、向上を目指すのは良いが、一つ一つの目標を達成したら、それについて素直に喜んでほしい。そしてさらに上を目指してほしいと答えていた。

これを私なりに解釈すると、心の中に「達成感」と書かれたコップがある。
そのコップには「努力」を注ぎ込む。
コップが一杯になれば、「幸せ」である。
されに上を目指すならば次のコップに移ればよい。
しかし、コップの底が抜けていれば、いくら「努力」を注いでも「満たされない」。

面白かった話
香山さんがお母さんと会うと、お母さんが色々悩み相談みたいな事を話されるそうである。
しかし、彼女は適当に聞き流していると、お母さんが「あなた精神科医なんだからちゃんと聞きなさい」と怒り出すそうな。
でも、彼女としては仕事以外で悩み相談なんか聞きたくないので、そこで親子喧嘩になる。
有名な精神科医でも、そんな悩み??があるとは。