九州火山紀行 桜島編

9月の終わりに熊本でのMT観測(電磁気観測)に参加してきました。

せっかくの九州行きなので鹿児島空港から入り桜島火山、霧島火山を周り、熊本で観測に参加してから阿蘇火山を見てきました。

自分の製品(ELOG1K 1kHz電場観測装置)が九州の火山観測に使われているのに、その火山に行ったことがないというのはアレだなと思いまして。

 

まずは鹿児島空港から桜島に行きました。

桜島大隅半島とつながっているので、車でそのまま行くことが出来ます。しかし、ちょっと遠回りです。もともとはつながっていなかったのですが大正の大噴火で、大隅半島の間の海峡を溶岩が埋めてしまいつながったのです。

大隅半島から見た桜島

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桜島に入り有村溶岩展望所から桜島火山を望みます。

 

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右側の若草色の部分は大正と昭和に流れ出た溶岩の台地です。

有村には集落がありましたが大正の噴火で溶岩の下になってしまいました。

こうやって観光地的に風景を眺めるのは気持ちが良いですが、噴火により住む所を追われた人たちはどんな気持ちだったでしょうか。

 

さらに西側に進んでから山を登り、湯之平展望所から桜島を望みます

 

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左のピークが北岳、右が南岳です。現在活動をしているのは南岳です。活動のせいか南岳のほうが山体が黒っぽく見えます。噴煙が出ているのかどうかは、雲があるためはっきり分かりませんでした。

 

湯之平展望所からは360度の眺望が楽しめ、対岸の鹿児島市も望めます。

鹿児島市桜島を結ぶフェリーが中央に小さく見えています。 

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帰りはフェリーで鹿児島市に渡りました。24時間運行だそうで驚きました。

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フェリーから桜島に別れを告げます。山頂がまた雲に覆われてしまいました。

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桜島では火山の圧倒的なエネルギーを感じて「来てよかった!」と思いましたが、火山(自然)による恵みを受けながらも、噴火や土石流という災害にも向き合わなくてはならないということに少し考えさせられました。

 

この本、九州自動車道PAで売っていたので購入して、帰りの飛行機でずっと読んでしまいました。桜島の大正噴火について書かれています。噴火予知の難しさとその社会的影響について書かれていて現代でも変わらない問題です。

復刻 桜島噴火記 ―住民ハ理論ニ信頼セズ…―

復刻 桜島噴火記 ―住民ハ理論ニ信頼セズ…―