ニュースレター1号を発行しました
NTシステムデザイン ニュースレター1号を発行し、お客様や関係する方々に郵送しました。
もし、送られてきてないけれど読みたいという方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。一応ですが、配布対象は当社のお客様や関係している方限定となっております。
2018年夏の在庫品セール
お客様各位
連日暑い日が続きますね。すっかりクーラーの効いた部屋に閉じこもっております。皆様もお体をご自愛下さい。
さて、2018年夏の在庫品セールを行います。
商品の詳細については、お気軽にお問い合わせ下さい。
よろしくお願い申し上げます。
新型GPS時計を製品情報に追加
せっかく製品を開発しても、カタログを作る時間が取れずにそのままになっているものが色々あるのですが、弊社HPに少しずつ追加していきます。
今回は新型のGPS時計です。昔のGPS時計はGPS衛星しか使っていなかったのですが、最近のGPSモジュールは複数のGNSSを使うようになっています。それにより短時間で時刻Fixしますし、1PPSの時刻精度も劣化しづらくなっています。
この製品でも、複数のGNSS(GPS/GLONASS/QZSS(準天頂衛星))を受信しています。観測所などの室内に置く用途ですが、消費電力が少ない(12V 30mA以下)のでフィールドでのバッテリ動作も可能です。出力データフォーマットや筐体などのカスタマイズをお受け致します。
霧島の硫黄山で当社の伝送装置が活躍中
先日噴火をした霧島の硫黄山で火口から500m付近に置かれている当社のデータ伝送装置が、噴火直後の貴重な電磁気の観測データを伝送して役立ったそうです。とてもうれしいです。
九州大学のお客様から、設置点の写真をいただきました。ちなみに太陽電池パネルは当社製品ではありません。太陽電池パネルの下にシートを被せてあるものが当社の伝送装置と、他社の観測装置です。写真の左手側が硫黄山だそうです。
これが、硫黄山に設置している当社のデータ伝送装置です。
この装置は、当社の電場測定装置(ELOG1K)のデータ伝送用なのですが、他社製の測定器でもLinuxを内蔵してLANを持っているものならば3G通信網へのゲートウェイとして接続できます。ルーター的な感じですね。
バッテリーで動かすことが基本なので、通常はスリープ状態でほとんど電力を消費しません。数時間毎に起動して3G回線からのssh接続を待ちます。接続がされなければ10分程度でまたスリープに入りますので非常に省電力です。
噴火が起こった場合は、火口近くに設置している観測機器のデータを人が取りに行くことはできません。また、観測機器自体が噴火のために壊れてしまい貴重なデータを損失してしまう可能性もあります。データ伝送装置でデータを毎日送っていれば、貴重なデータの紛失を防ぐことが出来ます。
当社の製品が、火山観測の現場で役立っていてホントにうれしいです。
mbed MAX32630FTHRのGPIOを3.3Vレベルでパタパタする
技術的なメモ書きです。
MAXIMのMAX32630FTHRはmbed環境で使えてCPU内蔵のSRAMが512kBもあるボードです。
このソースはGPIOを3.3Vレベルでパタパタするだけなんですが、意外と情報が少ないので最初のとっかかりとしては役に立つかもしれないと思いpostします。CPUは1.8Vで動いているので通常はGPIOのレベルも1.8Vになってしまいます。
ソースはmbed-os_example-blinkyを元にしています。
MAX32630FTHRでGPIOを3.3Vにするところは、MaximのFTHR_SD_Demoを参考にしました。
#include "mbed.h" #include "max32630fthr.h" MAX32630FTHR pegasus(MAX32630FTHR::VIO_3V3); // 外部ピン(J1,J3)に出ているGPIO pinの電圧を3.3Vにする DigitalOut led1(LED1); DigitalOut PortXX(P3_4); // GPIO P3_4 J3の12ピン int main() { while (true) { led1 = !led1; PortXX = !PortXX; // P3_4をパタパタ wait(0.5); } }
ライブラリとしてmbedの他に、MAX32630FTHRのライブラリが必要です。
新しいGPS時計用の基板を開発
新しいGPS時計用の基板を開発しました。
たまにGPS時計製造の問い合わせがありますし、今回1台の製造を受注しました。
NMEA出力の製品を作ったことはあるのですが、今回製作する新型のGPS時計はシリアル出力がカスタムフォーマットの製品です。
新たに加わった外部スタッフの方に協力をして頂き、今後も使えるように新しく基板パターンを起しました。
CPUとしてPICを積んでいるのでNMEAだけでなく、カスタマイズした時刻フォーマットを出力できます。もちろん1Hz信号も出ます。
搭載しているのは定評のあるublox製LEA-M8Tで、GPSだけではなく日本の準天頂衛星(QZSS)やGLONASS/BeiDouの同時並行受信に対応していますので、受信環境が多少悪い環境でも時刻精度の維持が期待できます。
研究者のお客様へ
このGPS時計に限らず、製品の各種カスタマイズに対応していますのでお気軽にご相談下さい。